肩関節の安定性

関節の機能には、可動性と安定性という二種類があります。肩関節の場合は可動性よりのように思えますが、安定性の機能も持っています。そして、肩関節の機能にとって安定性はなくてはならないものだと言えるでしょう。


日常生活で物を押したり、支えたり、持ったりという動作が必要な機会は多いです。これらの動作には肩甲上腕関節と肩甲胸郭関節をしっかりと安定させることができなければなりません。すなわち、パーソナルトレーニングで肩関節の安定性を図ることは、肩関節の機能的な動きの回復、向上につながるということです。


肩関節の安定性を図るには、四つ這いでパーソナルトレーニングを行うことが効果的であるとされています。また、肩関節の安定性は、不意に加わった外力に対して反応するためにも欠かせません。日常生活の中で、静的に肩関節を安定させるシーンはほとんどありません。パーソナルトレーニングも、これを考慮して常に変動するダイナミックな動きを取り入れたものにすると良いでしょう。外的負荷に対する反応力を高めるには、バランスボールなどを姿勢が不安定になるものを活用する方法があります。


肩関節の安定性には三角筋や大胸筋、広背筋といった表層筋が重要な役割を担っていますが、腱板の働きも忘れてはいけません。そのため、パーソナルトレーニングで肩関節の安定性を図るためには、肩甲骨のアライメントを改善するトレーニングだけでなく、腱板の機能向上に効果があるトレーニングもする必要があります。