腱板の機能

肩甲上腕関節がスムーズに動くためには、腱板(棘上筋、腕下筋、肩甲下筋、小円筋)の機能が非常に重要となります。腱板の機能を改善し、さらに向上させるパーソナルトレーニングは、肩関節の機能的な動きを回復、向上させることにもつながります。


腱板の主な機能は、肩関節を外旋、内旋させることですが、ほかにも肩関節の多くの関節運動をサポートしています。腱板の中で一番重要な筋だと考えられている棘上筋。肩関節の外転運動のときに働く筋であるものの、外転筋としての作用はそれほど強くないそうです。肩関節が外転するときに、約30度外転位までの段階で上腕骨頭部を引き込むように働きます。今説明した腕上筋の機能が下がってくると、インピンジメント症候群になるおそれがあるそうです。


棘下筋は肩関節の外旋運動に作用する筋であるが、上肢がどの位置にあるかということが筋活動に影響を与えます。上肢下垂位の場合、筋活動は腕下筋全体に及びます。肩関節90度外転位での外旋運動の場合、下方線維群の筋活動が高くなり、肩関節90度屈曲位では腕下筋の筋活動が低くなるようです。肩関節90度屈曲位の状態では、下方の線維群が収縮します。


小円筋が働くのは、肩関節90度屈曲位での外旋運動です。肩関節を外側に回したときに、後方関節包の挟み込みを防ぐ役割をしています。また、上肢挙上位では関節包を緊張させて、上腕骨骨頭部を安定させています。


肩関節は四十肩・五十肩など年齢による機能低下が見られる箇所ですので、パーソナルトレーニングで鍛えておきましょう。